電験3種の意味とそれを持っていることのメリット

電験3種と言われてもどんな資格なのかわからない人が多いでしょう。

電験3種は、第三種電気主任技術者の略称です。電気主任技術者の資格は第一種から第三種までの3種類に分類されていて、電験3種はおもに高圧受電設備の保守、管理をおこなうための資格となっています。

高圧受電設備というのは、電力会社から送電された電力を安定的に供給することを目的とした設備のことです。

送られてきた電力の電圧や周波数を、使いみちにあわせて変換することができます。おもにビルや工場に設置されています。

高圧受電設備は、電気事業法によって定期点検が義務付けられた設備です。そしてこの点検をするには国家資格が必要になります。その資格こそが電験3種ということになります。

ビルの屋上などには、必ずと言っていいほど高圧受電設備があります。このように多数の設備があり、しかもそれを定期的に点検する義務があるため、電験3種の有資格者が仕事に困ることはありません。

むしろ需要にたいして、電験3種をもっている電気主任技術者が少ないことが問題になっているほどです。

現代の生活には電気が不可欠です。そのため電気主任技術者は、安定した職種であると言えるでしょう。

難関資格ではありますが、ぜひチャレンジしてみるといいでしょう。